「HSP」(ハイリ―・センシティブ・パーソン)の私の特性と、対処法

2020/06/10

HPS・メンタル

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「HSP」(ハイリ―センシティブパーソン)という言葉を、最近ネットでも書店でも見かけるようになりました。
心や身体的なことなど、敏感で繊細な人のことだと私は理解しております。

ネット上のチェックテストを時々してみるのですが、毎回「HSP」の判定となります。
でも、病気ではないので『自分はこういう傾向があるんだ』と理解して工夫する……ということになります。
私の傾向は、こんな感じです。
  • 肌の感覚が過敏な箇所がある
  • 音が苦手
  • 人の感情が非常に気になる
  • 初めての場所・行動が苦手
  • 複数の出来事が重なると処理できなくなる

誰でもそうだと言われると、確かにそうです。
「HSP」の人の場合、その度合いが強いのだと思います。

そんな私の、「HSP」の取扱い方法をご紹介します。

肌の感覚

服や下着など、肌に触れるものでストレスを感じるものがいくつかあります。

苦手なもの

私の場合、肌に張り付くものが苦手です。
  • ストッキング
  • スキニーパンツ
  • ストレッチ素材で身体にフィットするもの

肌に『異物がある』って感じになり、常時気になってストレスです。
それ以外にも、ウエスト以外にゴムや切り替えがある物もダメです。
  • ブラジャー
  • ハイウエストの服
  • 袖にゴム
などです。

この中でも、特にストッキングが苦手で、どうしても履かねばならない場所に行くときは、その数日前から気が重たいです。

対処法

ズバリ、心地よいものだけ身に着けるようにすることでした。
そこに至るまで、たくさんの葛藤がありました。

ハイウエストの服も着たかったし、仕事に行くのにスカートはくならストッキングは必須だし、ブラジャーも可愛いのを着けたいし服にラインがはっきり出るし。
でも、我慢して身に着けているとものすごく疲れる。
仕事にも集中できないし、体が常に強張っている。
そんな生き方でいいのかと、ある時思い至って悩むのをやめました。

ストッキングは履かない

仕事はパンツスタイルにして、ひざ下のストッキング生地の靴下を履くようにしました。

ブラジャーをやめる

別記事で対処法を書きましたので、ご興味があればご覧ください。
こちら
簡潔に言うとカップ付きキャミソールにしました。

オシャレの方向性を変える

出来るだけ、体を締め付けないフワッとした服装を選ぶようにしました。その中で可愛いなと思えるものを選ぶ。
理想のオシャレができないことより、肌感覚でイライラしたり集中力がなくなるほうが不快です。
気持ちよく一日が過ごせることを優先するようにしています。


私の場合、音が苦手です。

苦手な音

  • 本を読んでいる時に流れる音楽
  • 文章を書いているときに聞こえるテレビの音
  • 会話をしている時に流れるラジオの音
  • 映画などの爆破音や緊迫したシーンの音
などです。

部屋で物書きをしている時に、隣の部屋からテレビの音が聞こえるだけで全く集中できなくなります。
ドライブ中、話をしているところにBGMを流されると、途端に話ができなくなります。
何もしていなくても、テレビから爆破音や銃撃戦の音、緊迫したシーンの音楽が流れると、心が落ち着かなくなってイライラしてしまいます。

うるさいというより、音を集中して聞いてしまうのが原因のようです。
聞こえてくる音に集中してしまって、文章を書いたり話すことに集中できなくなります。
家族に確認したところ、そこまで気になるのは私だけのようです。

今現在の悩みは、ゴミ収集車の音楽。引っ越す前に住んでいた地域では音楽なしだったので、びっくりしました。

対処法

音が気になりだしたら、書いたり話したりすることは諦めることにしました。
集中が切れてるので、いったん仕切り直しです。

その場から少し距離を置いたり、違うことをします。例えばトイレに行ったり散歩したり、お風呂に入ったり。
そうしている間に、音が無くなる事も多いです。

無音の状態に『雑音』が入ってくるとイラっとしますが、『雑音』がある中に自分が入るのはまだマシなのも気づきました。
カフェでBGMが流れいてるなかで文章を書くのは、大丈夫なのです。
なので、その『雑音』がデフォルトだと自分を勘違いさせたり。

避けられないなら、ダメージを最小限にくいとめるよう工夫して、それでもダメな場面では
「あ、もうこれ無理やん」
と遠い目をして、作業をしているフリをしております。

人の感情

とにかく人の感情を気にします。
嫌がることをしたのでははいか、嫌われたのではないか、などです。

気になること

メンヘラっぽいとわかっていながら、lineの返事がないと
「相手に嫌われているんじゃないか」
などと考え始めます。

人との会話の内容や、lineの内容を後々反芻して、ずっと脳内反省会を開きます。
そして疲れ果てます。

また、人から見て自分が変なことをしているのではないか……と常に気にしています。
相手が自分を『変』だと思っていないか、常に気にして、そして疲れ果てます。

対処法

かもしれない、をやめることです。
『私の言ったことで、あの人は気分を害してしまったのかもしれない。だから返事が素っ気ないのかもしれない』
という、かもしれないの数々を一個一個否定するように心がけています。

相手が、そこまで考えてとった言動ではなく、何気なくとったものだと考えます。
自分に置き換えて考えてみると、さほど人のちょっとした言動で「あいつ嫌い」とはならないし、「返事いつもと雰囲気変えよう」なんてならないです。

自分だって、ちょっと考え事をしていて返事がそぞろになったりするのは、よくある事。
もし本当に相手の機嫌が悪いのだとしても、ちょっと不機嫌程度は誰にもあると思って割り切る。
『私がこう言ったから、あの人は気分を害したのかもしれない』をやめようと心がけて、ずいぶんスッキリしました。

初めての場所・行動

当たり前の不安感だと思いますが、程度がひどいです。
初めて行く場所でオロオロしないか不安になって、ひたすら下調べしまくります。

やってしまうこと

一人で初めてのは所に行くとき、現地の交通機関をひたすら調べます。
乗換の駅や経路などを知らべる以上に、念入りに確認してしまいます。
交通機関の会社ホームページで乗り方や改札やチケット販売機の利用方法まで調べます。

さらに、乗ってから荷物をどう持てばいいのかまで細かく調べます。
『こうやったら普段乗ってる人の迷惑になるんだ』
とか
『こういう事したら、変と思われるんだ』
とか。
調べても不安は消えずに、毎日調べて出発までに疲れ果てます。

初めてやる仕事などを頼まれたときは、出来ないかもしれない事ばかり想像して疲れはてます。
頼まれても即答で請け負えず、(ああやりたくないのね)と思われてしまいます……と思ってまた悩むという悪循環。

また、引き受けた場合、終わらないことが怖くて無理して早く終わらせたりします。

今現在の悩みは、引っ越してきたばかりなのでどこに行くにも初めてばかりで、ドキドキの連続なこと。
特に夏を迎えるこの時期、私がもと住んでいた地域では若い女性も日傘をよく持っているのですが、こちらではなかなか見かけない。けど、日焼け止めクリームが肌的に苦手なので、日傘をさしたい。
日傘さしたいけど、自転車の人が迷惑じゃないか、変な目で見られないか、とかどうでもいいことを延々と考えております。

対処法

要は、失敗することが怖いのです。
なので、
  1. 『人は私の事など気にしていない』ことを悩むたびに思い出すこと。
  2. 考えてもわからないこと、出来ないことがあれば、人に聞く。
という2点を胸に刻んでいます。

現地の常識を知らなくても、たとえ笑われたとしてもその場限り。
そう考えて切り抜けるようにしています。

複数の出来事を処理できない

これは、悩みが二つ以上重なった場合に起こりがちです。
仕事でやることがハッキリしていることが重なった場合は、優先順位をつけることはできております。

出来ないこと

相手がある悩み(自分だけでは解決しないもの)が、特に混乱しております。
対人関係、家族についての悩みなどになります。

相手のあることなので、自分の考えだけで解決しないことを悩み続けてしまいます。
一人でひたすら考えて、良さそうな方法をいくつも考えて……という事を全部の悩みにたいして行います。

結果、なにをどうすれば良いのかわからなくなって、疲労困憊です。

対処法

考えても答えの出ないことは、考えないことです。

わかっていながら考えてしまうのですが、時折この言葉を思い出してクールダウンします。
でもやはり考えてしまうので、クールダウンしたときに、ほんの少しの差でも優先順位をつけます。
  1. クールダウンする
  2. 悩み事のなかで、比較的急ぎのものだけ選ぶ。

一日でも後回しにしていいと思える悩みがあれば、その日はそれについて考えない。そう決めてその日の悩みを一つに絞るのです。
そうすると、多少はマシになる。
不思議と、複数ある悩みが一つに絞られると『まぁなんとかなるか』と前向きに考えることもできるようになるので、脳内がスッキリします。

おわり

私がもし、これらのことを人から相談されたとしたら「生きにくいだろうな、この人」って思いそうな自分の性質です。
それくらい、客観的にみたら気にしすぎなのだなと思います。
でも、それが「HSP」なのだなと。

一番のポイントは、自分が苦手なことを理解して納得して、対処法があることを思い出すことです。
対処法があるというだけで、少し安心することができます。

ドツボにはまりそうなときの、自分なりの対処法を持つことが私の一番の対処法です。




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