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マウンティング。嫌な言葉です。
やられると心がどんどん疲弊していきます。
そんなマウンティングを受けている方も多いかと思います。
今回は、そのマウンティングについて考えてみました。
マウンティングする人
要は、人より優位に立ちたい、人よりすごいと思われたい人たちですよね。
人の上に立ちたいがために、人を見下す。
しかし、落ち着いてよーく考えてみると本当に『すごい』人はマウンティングなんてしません。
マウンティングをする人は、マウントをとる事で『自分は人よりすごいんだ』と自分を安心させているように思えます。
でも、傍からみても『すごい』人であってもマウンティングを仕掛けてくることがあります。
その人は、どこか満たされていない人なんだなぁ思って眺めています。
満たされていないから、人を見下したりマウントを取ったりするのでしょう。
人からすごいと思われたり褒められたい気持ちが、人より強いのです。
ということで、マウンティングする人は気の毒な人なのです。
マウンティングされる人
逆に、マウンティングされる人について考えてみます。
これは私感なのですが、マウンティングされる人って何度もマウンティングされているように思えます。
マウンティングをされない人は、よほどのことが無い限り、マウンティングされずに生きている。
これはなぜなのか。
マウンティングされる人というのは、されやすい気質があるのかなと考えました。
マウンティングされやすい気質とは
私が思うに、とても大人しい人。
マウンティングをしても文句を言ったり仕返してこない人。
というのは当たり前として、そこから少し考えを進めてみます。
文句を言ったり仕返したりしない人って、気が弱いということもありますが、『人と諍うのが苦手』な人でもあると思います。
人の気分を害するのを嫌い、相手の気持ちを敏感に気づき、その場の空気を良くしようとしてしまう――。
もしやこれって、HSP(ハイリ―・センシティブ・パーソン)にまぁまぁ当てはまるのでは!?
HSP……人いちばい敏感で繊細な人。人の言動や感情に敏感だったりする人。
この性質を持った人って、マウンティングする人にとってはいいマウント対象ではなかろうかと。
HSPの人は、マウンティングする人からすると、とても気持ちよくマウントをとれる相手ではなかろうか……。と、思ったのです。
でもHSPの人がマウンティングされると、おそらく非HSPの人よりダメージが強い。
マウンティングされると、悲しくて辛くて、でも相手の気持ちを汲んでしまう。
相手が気分を害すると自分も不快になるため、自然と自分より相手の言うことを尊重してしまって疲れてしまう。
マウンティングをされやすい人って、HSPさんの可能性が高いのではと思うのです。
マウンティングへの対処法
対処法としては、HSPの人などの性質を考慮せずに言うと、無視することです。
オススメしないのは、とりあえず褒めること。
アゲて褒めとくと、それで満足して大人しくなるので、ついやってしまいがち。
そうすると、その気分を味わおうと同じことを繰り返されてしまいます。
適当に相づちを打つ時は、
✕「すごいね」「さすがだね」
〇「そうなんだ」「なるほどー」
的な感じでしょうか。
要は褒めないことです。
食い下がってこられたら、「よくわからないんだー」などで逃げます。
また、はっきりとこちらに害のある行動を取られたときは、その人から離れることです。
無視したり離れると、見下す対象者がいなくなるから、すり寄ってくることもあります。
でも無視です。心を鬼にして離れます。
とはいえなかなか上手くできないんですよね。
私は何段階か経て、マウンティングしてくる人から離れることに成功しました。
では、お暇つぶし程度に私の体験談など。
私の反撃1
反撃といっても、精一杯とれる方法は平気なふりをすることくらいでした。
心のなかで
「けっ、そんなことぐらいでマウントとったつもり?」
なんて毒づきつつ、ニコニコと『聞いてあげてる』という上から目線を心のなかで作っておりました。
そうすることで、自分の心のダメージを減らそうとしていました。
私がよくやられていたのは、私が好きな趣味・得意な分野にズカズカと入り込まれ
『その分野のダレソレと私はお友達になったわよ、そしてあなたの知らないところで仲良くして遊びにも行ったわよ。ほらみて、作品もつくったわ、素敵でしょ。あなたもやってみたら?』
という感じのことが多くありました。
私は、イラっとしながら「へぇ、そうなんだ。私は自分で好きなことやるから大丈夫」とだけ返しておりました。
でも、どんどんエスカレートするもんなんですよね。
私の反撃2
マウンティングがどんどん酷くなると、実害まで出始めます。
例えばある日、「彼氏の家でパーティーするのに食材が余り過ぎたので、食べにこないか」と言われました。
いろんな誘いを適当に断っていたのですが、断り続けるのもけっこう心理的負担だったため、その誘いには応じたことがあります。
で、最終的に自慢話を聞かされて『食材費』を払って帰ったことがあります。
食材が余ったからじゃないのか!?
カモやん……と思いながら寂しく帰宅したことも。
恋愛関係だと。
当時、私が好きだった人に目の前で「送ってくださーい」と、その男性の車の助手席にのりこんで去られたこともあります。
もちろんその男性のことを私が好きだと知っていての所業。
私の前を通過するとき、窓を開けて「じゃぁね♪」と言っておりました。
そこまでされて、やっと離れる決意がついたのです。
その人とは同じ社会人サークルに所属して、大体いつも一緒に行動していたのですが、すっぱりと行動を別にしました。
同じ場所に移動するときも、一緒に行動しない。
こちらからは話かけない。
やりたいことは遠慮せず、本当に自分が一緒にやりたい人とだけ企画する。
そうしていると、「最近、ふゆこが冷たくて悲しい」と周りに『私ってかわいそう』アピールをし始めます。
でも、ちゃんとそこは根回し済み。
周りには、経緯・その人と距離をしばらく置くことを説明済みです。
『そういう経緯があるので、いつもとちょっと違うけど気にしないで』と親しい人には話しておきました。
そして淡々と距離を置きました。
という、閑話休題的な私の「マウンティングされ友やめ」体験談でした。
おわり
マウンティングを仕掛けてくる人というのは、本当に面倒くさいです。
そして、こっちを下に見ているからいろんな失礼なことをしてきます。
マウンティングされて辛い、悲しい思いをしているけど、どう相手に対処していいかわからない人がいたら、ぜひ『無視』してください。
積極的に相手にわかるような『無視』じゃなくても。
表面上は「そうなんだー」って言いながら心のなかで「あー帰ったら何しようかな」なんて思っとくだけでも。
また、HSPの心当たりのある人だったら、自分の特性を理解するだけでも、心の持ちようが違うと思います。
マウント取られるたびに
「あー、私、HSPだから今こうやって相手に合わせちゃうんだな」
なんて考えるだけでもちょっと冷静になれるはずです。
そして最後に。
マウンティングされやすい人は、そういう性質なだけで、何も劣ってないのです。
もし、『その人より出来ないことが多いから……』と思っているとしたら。
その人より優れたところがたくさんあるから、マウンティングされるのです。
「ぐぬぬ……あいつより優れたところを見せてやりたい」
って思われてるんです。
それってあなたがとても素敵な人だから、あなたより上に立ちたいと思うから、マウンティングを仕掛けられるのです。
「やだ、あの人ったら私のことが羨ましいのね、困ったひと。うふふ」
くらいの気持ちを持って、一緒に乗り切りましょう!